葬儀に関して
神葬祭
神葬祭について
神道式のお葬式の事を神葬祭といいます。日本人の祖先のまつりは元来神式で執り行われていました。
この和歌には、日本古来の神道の死生観がよく表されています。
「祖先の神があってこそ、生まれ出た自分、その自分もやがては祖先の神のもとへと帰っていくのだ」という意味です。
死者を送る葬儀は人生の悲しみであり、不幸であることには違いありませんが、神道では、悲しみや不幸を禊祓やまつりによって、これを生善に向けていく精神が大切であることを忘れてはならないと教えています。
葬儀一切は、故人の自宅或いは葬儀社の斎場で行って頂きます。
神葬祭の流れ
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納棺前に行う事
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神棚及び御霊舎に故人死の帰幽の旨を奉告するとともに、その前面に白紙を貼り、神棚を封じます。
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病気平癒などを祈願した神社にその代参を派遣するか、又は遥拝して祈願を解いてください。
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当祖霊殿又は葬儀社に連絡をとり、打合せを行ってください。
- 祭主(喪主)の決定
- 葬儀一切の日時日程の決定
- 死亡届並びに火葬の許可手続き
- 齋主(神職)との打ち合わせ
- 祭場(祭具、神饌等)の準備打合せ
- 霊璽(位牌)の揮毫を依頼(自宅と祖霊殿用二基)
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枕直しの儀
近親者により、遺体を安置する部屋に移します。その際、顔を白布で覆い、北枕(北首仰臥)または頭部を部屋の上位に安置します。
枕頭に枕屏風があると良いでしょう。枕元に守刀を置き、灯火を付けます。
守刀は小刀又は他の刃物を代わりにしても問題ありません。前面に台を置き、米、塩、水や生前好きだったものなどを供えます。
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納棺の儀
柩の前を装飾し、神饌をお供えし、納棺祭を行い拝礼をしてください。
祭儀終了後は、慎ましやかに遺体を御棺に納めましょう。 -
遷霊祭
遷霊祭は、故人の御霊を霊璽(位牌)に遷し留める儀です。
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通夜祭
通夜祭は、葬儀の前夜に行うのが適当であると考えられます。
通夜は蘇り(現世に呼び戻す)を願い、生前同様の礼を尽くし、葬儀を行うまでの間、遺体のある所において近親者が夜通し手厚く奉仕します。 -
発柩祭(出棺祭)
葬送の儀にあたり、発柩に際してその旨を柩の前に告げる儀です。
発柩祭後は火葬場へ向けて出棺となります。 -
火葬祭
火葬祭を行い、ご遺体と最後のお別れとなり、火葬場で遺体を荼毘に伏します。
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葬場祭
葬場祭は、故人に対し、最後の別れを告げる最大の儀式であり、故人の安鎮を祈り、その業績と遺徳を称え、併せて偲びまつる厳粛な祭儀です。
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帰家祭
葬儀を終えて喪主以下帰家清祓の後、霊前に葬儀が滞りなく終了した事を奉告する葬儀です。
霊璽は仮御霊舎に奉遷し、忌明後(五十日)御霊舎に奉遷、永く家の守護神としてお祭りします。
※葬儀の後火葬を行う事が本儀ですが、地域により前後する場合があります。
祭儀の後、直会があります。「直り会い」といって厳粛な葬儀の後、御霊と共に同じ物を食し、御霊と共に共に語り合う、神道では直会までが大切なまつりとされております。
祖霊殿(それいでん)・奥津城(おくつき)
祖霊殿は祭場、遺骨奉安、奥津城は納骨堂です。
祖霊殿、奥津城を利用する場合は「祖霊殿神徒會」にご入会いただくようになります。
納骨所使用料と管理料
「祖霊殿神徒會」にご入会した場合の使用料になります。
先祖代々にわたり使用する場合 | |
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祖霊殿 | 350,000円 |
御霊舎 | 200,000円 |
遺骨奉安料(一柱) | 100,000円 |
- この他に入会金、年会費などが含まれます
一代限り二柱使用する場合 | |
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祖霊殿 | 100,000円 |
御霊舎 | 200,000円 |
遺骨奉安料(一柱) | 100,000円 |
永代祭祀料(二柱) | 200,000円 |
- この他に入会金が含まれます
- 一代限り永代祭祀の場合年会費は頂きません
西根神社 祖霊殿概要
所在地 | 福島県福島市飯坂町湯野字高畑2番地 |
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祖霊舎数 | 70基 |
参拝時間 | 午前9時~午後4時まで |
設備 | 駐車場250台 |